東洋医学について⑥(痛みの分類)

東洋医学(中国伝統医学)では、痛みの「性質(どのような痛みか)」によって原因を推測し、それに基づいて治療方針を立てます。
たとえば、張ったような痛みは「気の巡りが滞っている(気滞)」ことが原因であることが多く、その場合は気の流れを改善する治療が重視されます。
また、刺すような鋭い痛みの場合は「血の巡りが悪くなっている(瘀血)」ことが疑われ、
逆に、我慢できる程度の鈍くはっきりしない痛みは「気や血が不足している(気虚・血虚)」ことが原因と考えられます。
さらに、痛みの部位によっても原因の見立てが異なります。
たとえば頭痛では
頭頂部や側頭部の痛み → ストレスや情緒の影響
後頭部の痛み → 風邪や背中のこりなど
前頭部の痛み → 食べすぎや冷たいものの摂取
このように、痛みの「質」や「場所」から原因を推測し、適切な治療につなげていくのが東洋医学の特徴です。
痛みや不調ででお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
小金井グリーン鍼灸治療院