頭痛と鍼灸マッサージ

当院では頭痛を訴え来院される方が多くいます。頭痛は原因や症状も様々あるので、少し解説したいと思います。

頭痛には一次性と二次性のものがあります。脳出血や髄膜炎など病変が原因であるものは二次性に分類され、病変が原因でないものは一次性に分類されます。
一次性の頭痛は大きく分けて三種類あり『偏頭痛』『緊張型頭痛』『群発頭痛』と分かれます。頭痛を主訴に来院される患者様はこの『偏頭痛』か『緊張型頭痛』であることが多いです。
『偏頭痛』とは拍動性(心臓の拍動と一緒にドクドクする)を特徴とし、血管拡張性の頭痛です。血行がよくなり血管拡張が起こると神経を刺激して頭痛が起こります。
『緊張型頭痛』とは締め付けられるような感じや圧迫感、頭重感を特徴とした頭痛です。頭や首肩の筋肉の緊張により血行が悪くなると起こります。
血管拡張が原因の頭痛と血行不良が原因の頭痛では原因が真逆なので鍼灸マッサージで対応ができないように思われますが、どちらの頭痛に対してもアプローチすることが可能です。
『緊張型頭痛』に対しては筋の緊張を和らげ血行を改善することを目的に鍼灸マッサージを行います。また、『偏頭痛』に対しては患部の周囲に施術することにより血流を分散させる誘導作用を用いて治療することができます。
また最近では『偏頭痛』と『緊張型頭痛』の混合性も多くみられ、通常の医療機関での治療が難しいケースも多いようです。混合性の頭痛に対しても上記の治療を応用して対応することが可能です。

一口に頭痛といっても様々な原因や治療法がありますので、まずはお気軽にご相談ください。

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