お知らせ

月別アーカイブ: 2021年5月

動かざるは痛む

不通則痛

最近、緊急事態宣言下で外出が少なくなった、テレワーク推奨の流れで在宅での作業が増えたという方が増えているようです。
元々運動不足の傾向にあった方は特にそうですが、通勤時の歩行という貴重な運動の機会もなくなり運動不足に拍車がかかる状況になっています。
テレワークを始めてから腰や肩が辛くなったといったお悩みが当院でも最近多く寄せられます。これには歩行などの運動が減ったことや、仕事場とは異なる椅子・机の高さ、長時間の同じ姿勢などの原因があると考えられます。
生理学・解剖学の観点でも人体は動かすことで健康が保たれるとされています。血流やリンパ還流は心臓の動きだけで流れるのではなく筋肉の収縮により正常な循環が行われるとされています。人の体は筋肉の収縮により血管やリンパ管に圧がかかり流れの後押しをするようになっているため、筋肉の収縮=運動をすることにより健康な体が維持できるようになっています。血流の悪い箇所があるとコリや痛みが生じやすく、さらには傷や炎症のある個所の修復が遅くなり痛みも慢性化しやすいと考えられています。

東洋医学の考えには「不通則痛」(通らざるはすなわち痛む)という言葉があります。これは体を流れるとされる気(体のエネルギー源など様々な働きをするもの)や血(体の各所を栄養する物質)の流れが通じずに滞ると痛みを生じるという考えものです。つまり、体の中の流れがスムーズであることが痛みや不快感のない生活に欠かせない条件になるわけです。では、体の中の流れをスムーズにするためにはどのような方法があるのかというと、一番簡単な方法は運動することです。体を動かすことで全身の気や血の流れに勢いがつき滞りが生じにくくなります。また、にじむ程度でいいのですが汗をかくと熱が生じ、汗とともに余分な水分を外に出すことが出来ます。汗をかくほどの熱が生まれることにより体の中の流れはより活性化します。汗をかき余分な水分を出すことで、これからの時期の高い湿度や気圧差が原因で起こる痛みや不様々な不調などにも予防・改善の効果が期待できます。

このように、西洋医学・東洋医学の双方の観点から動かないことが痛み・不快感につながるということが分かって頂けたと思います。
ご自身でできる対処法としては適度なウォーキング等の運動・ストレッチなどがあげられますが、症状の程度によっては効果が出にくいことがあります。
そんな時にハリ・灸・マッサージの治療は最適です。東洋医学の観点では気や血の流れをよくする働きをし、西洋医学的には筋肉の緊張をほぐし血流を改善するのにとても効果的です。ご自身でのケアはとても大事ですが、もしそれでも痛みや不快感が続く場合はお気軽にご相談ください。
また、腰痛や肩こり以外にもさまざまな症状(眼精疲労・頭痛・めまい・食欲不振・ストレス・しびれ・不定愁訴など)があるときはお気軽にご相談ください。

小金井グリーン鍼灸治療院

ご予約についてのお願い

お願いします

患者様各位 平素より小金井グリーン鍼灸治療院をご愛顧賜り、厚く御礼申し上げます。

ご予約に際してのお願いです。
当院では、予約制での施術を行っております。ご予約を下さる皆さまの為にしっかりと枠を設けてお待ちしております。
遅刻度重なる変更やキャンセル予約直前のキャンセルは、患者様ご自身の適切な治療計画の妨げと他の患者様の予約を妨げる行為になりますので、おやめください。より多くの方に最適な治療を提供させていただけるようご協力のほどよろしくお願いいたします。

また、下記の予約に際しての注意事項へのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
①遅刻の場合は治療時間が短くなります。
②遅刻を理由としたコースのご変更はお断りさせていただきます。
③予約のキャンセルや変更については、なるべく2日以上前に余裕をもってご連絡ください。
④悪質な場合やあまりにも度重なる場合はキャンセル料(料金の100%)をいただくことや、予約をお断りすることがございます。
 ※やむなき理由と当院で判断できる場合は該当致しませんので個別にご相談下さい

患者様により良い環境で施術を受けていただくためにも、ご協力をよろしくお願いいたします。
これらに関してご不明な点がございましたらお気軽にご相談ください。

小金井グリーン鍼灸治療院

梅雨時期の不調

梅雨

間もなく6月に入りますね。6月になると梅雨に入り湿度の高い日が多くなります。
梅雨時期になると患者様の中でも症状が悪化する方や不調を訴える悪化する方が増えます。これは、気圧の変化や気候の変化などが関係していると考えられます。
東洋医学においても湿気・湿度が関係し、心身に悪影響を及ぼすと考えられています。東洋医学では、『気』『血』『津液(水)』というものが体を滞りなく巡ることで健康が維持されると考えます。『気』はエネルギー源でありパワーの源、『血』は体の各所を栄養し、『津液(水)』は体の潤いに関与しています。
湿度の高いところでは、体を巡る『気』『血』『津液(水)』の流れが悪くなります。特に『津液(水)』の流れに大きく影響し、滞りが生じます。『津液(水)』の滞りは、浮腫み・だるさ・頭痛・耳鳴り・関節痛・食欲不振など様々なところに影響が現れます。さらに、元々これらの症状が現れやすい方は特に梅雨時期に悪化しやすいので注意が必要です。
簡単に考えると周囲の湿度が高いため水分が体に停滞しやすくなるというものなので、健康な体であれば汗などで余分な水分を外に出すことが出来れば、梅雨時期の不快な症状は改善することが出来ます。しかし、元々水分を体にため込みやすく『津液(水)』の停滞を起こしやすい方は梅雨時期に備えて予防的な治療をお勧めします。
鍼灸マッサージ治療では数値や目に見える形の異常がなくても予防的な治療を行うことが出来るという利点があります。梅雨時期の体調不良に備えて早めのケアを行ってください。
他にも気になる症状や、ご質問などがある場合はお気軽に当院までご相談ください。
当院では皆さんが健康的な毎日を過ごせるよう、尽力したいと願っております。

小金井グリーン鍼灸治療院