お灸の話

お灸と聞くと「お灸をすえる」熱いお仕置きのようなイメージをもたれる方も多いと思います。
しかし、お灸と一口で言っても種類や方法など様々なものがあります。
お灸で用いる艾(もぐさ)は、よもぎの葉から作られます。よもぎには薬効成分の含まれた精油が含まれており、温熱効果のほかにもこの精油の成分が体に良い効果をもたらすといわれております。
お灸のやり方も、皮膚に直接行う直接灸と、間接的に皮膚に温熱刺激を与える間接灸があります。
直接灸は直接皮膚に強い温熱刺激を与え、生体反応を起こし治療します。間接灸は熱源が皮膚から離れており間接的に温熱刺激を与える治療法で、痕が残らず心地の良い刺激で行えるのが特徴的です。
当院では間接灸の中でも「温灸」といい、患部より距離をおいて輻射熱で温熱刺激を与える治療法に力を入れており、多くの患者様からも好評の声をいただいております。当院オリジナルの温灸も複数用意しており、患者様の症状や感受性により使い分けしております。

お灸の一番の効果として、人が本来持っている自然治癒力を高めるという効果があります。お薬などと違う点は外から何かを足すというのではなく、自身の中にあるものの機能を高める治療なので、体への負担も少なく妊娠中や授乳中の方など幅広い方にご利用いただける治療法です。
他にも免疫力の促進、血流改善、痛みを和らげる効果、筋肉緊張の緩和、自律神経の調整、ホルモン系の調整など様々な効果が期待できます。冷え性や、むくみ、肩コリ、腰痛、食欲不振、生理不順、生理痛、不眠、ストレス、風邪の予防などに対しても効果的で、特に当院では婦人科系の症状に対して併設の助産院と連携をとりながらの治療に力を入れて行っております。
妊活中、妊娠中、授乳中の方は助産院と共同のコースもございますので、お気軽にご相談ください。

 

小金井グリーン鍼灸治療院